カタクチイワシはカタクチイワシ科の魚で、マイワシやウルメイワシと比較すると小型で、12〜15cm程度になります。
主に、本州中部以南の太平洋沿岸に分布しています。
地方によっては、セグロイワシ、シコイワシ、タレクチ、ドロイワシ、ヒシコイワシ、ブト、カエリ、カクハリ、ホホダレなどとよんでいます。
なお、「背黒鰯(セグロイワシ)」という呼び名があるように、背部は黒色をしています。
このカタクチイワシは、市場や店頭では、箱単位あるいは一皿単位で売られていますので、色ツヤが良く、魚体にくずれのないものを選ぶようにします。
産卵期は3〜7月で、調理としては、天ぷら、煮物、魚団などにしていただきます。
加工品としては、干物(目ざし、丸干し、みりん干し、煮干)、缶詰類があります。
ちなみに、カタクチイワシを材料にした油漬(オリーブオイル)缶詰「アンチョビー」は有名です。
|