カリフラワー

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食品の豆知識「カリフラワー」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「カリフラワー」のページでは、カリフラワーの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

カリフラワー、かりふらわー、アブラナ科

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カリフラワー
 カリフラワー(ハナヤサイ)はアブラナ科に属する1〜2年生草本で、地中海原産の一種のキャベツです。

「花やさい、花キャベツ、ショウフラ」ともいい、花の変形した部分(花のつぼみと茎)を主に食用にします。

欧米で広く栽培されていますが、日本では、主な産地として、茨城県、熊本県、徳島県、愛知県、埼玉県、長野県などが挙げられます。

また、栽培型に、春蒔き、夏蒔き、秋蒔きがあり、市場では、一年中みることができます。

品質としては、大きく盛り上がっていて、表面にあまり凹凸がなく、色沢のあるもの、また、若々しいものが良品で、黄みをおび、毛羽立ちや小葉をはさんでいるものは味も香りも良くありません。

栄養としては、ビタミンCが、(81mg/100c中)、葉酸が(94μg/100c中)含まれています。

調理としては、熱湯に塩と酢を少々加えて、白く茹で上げ、サラダ、和え物、酢の物などにしていただきます。

また、炒め物、グラタンなどのほか、水煮加工品にも利用されます。

いずれにしても、このカリフラワーは、和、洋、中華のいずれの料理にもむいています。

草本とは、木部があまり発達せず地上部が一年で枯れる植物をさします。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(花序−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
27 3 0.1 5.2 2.9
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 18 0 0.2 17
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.06 0.11 0.23 0 94
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.7 1.3 81
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
8 410 24 18 68

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.6 0.6 0.05 0.22
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : カリフラワー



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