カンゾウ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「カンゾウ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「カンゾウ」のページでは、カンゾウの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

カンゾウ、かんぞう、萱草、ユリ科

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カンゾウ
 カンゾウ(萱草)はユリ科に属する多年草で、野原や畦道などに生え、黄色あるいは橙色の花を咲かせます。

日本の野生種には、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ(藪萱草)など約10種類ありますが、若芽や若い花序が食用になります。

調理としては、茹でて和え物(酢味噌和え)に、また、煮付け、天ぷら、汁物、味噌漬などにしていただきます。

花は、酢の物に用います。

なお、このカンゾウ(萱草)は、マメ科の多年草で鎮痛や解毒作用を有する薬用植物のカンゾウ(甘草)とは異なります。

多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物。
草本は、茎が概して軟らかく、毎年冬になると地上部は枯死しますが、地下部が越冬し春に芽を出します。
花序(かじょ)とは、花軸についている花の配列状態を指します。


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