柿はカキノキ科に属し、日本および中国が原産で、樹高5〜8mになる落葉高木(喬木)です。
日本では、自生種も含め全国的に分布していますが、主な産地は和歌山、奈良、福岡、岐阜、愛知、新潟などです。
なお、柿には、甘柿と渋柿があります。
品質としては、一般に、新鮮で重量があり、色沢が均一なもの、また、種子数の少ないものが良好です。
主成分は、果糖とブドウ糖(ほぼ半々の割合)ですが、全糖としては(9.4%〜16.6%)を含んでいます。但し、ショ糖はありません。
他の注目される成分としては、果肉の色に関係するカロチノイド類、渋柿に含まれるタンニン、また、ビタミンCを多く含んでいます。
調理(用途)としては、甘柿は、ふつうそのままいただきますが、渋柿は、渋抜きして生食したり、干柿にしていただきます。
また、柿酢、柿酒、柿茶、ぬか味噌漬などの加工品にも利用されます。
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