カジキ

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食品の豆知識「カジキ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「カジキ」のページでは、カジキの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

カジキ、かじき、旗魚、マカジキ科・メカジキ科

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カジキ
 カジキ類はマカジキ科・メカジキ科の魚類で、マカジキ、バショウカジキ、シロカワカジキ、クロカワカジキ、メカジキなどが挙げられます。

いずれも上アゴが極端に突き出ていて、その先端は鋭く尖っています。

体長は、2〜3m程度になります。

暖海性の魚ですが、三陸沖から北海道南部まで回遊してきます。

一般に、カジキというとマカジキのことを指しています。

カジキ類の中で美味なものは、マカジキ、シロカワカジキ、バショウカジキ(夏場)で、クロカワカジキはやや味が劣るといわれています。

身の色は、マカジキが橙赤色、バショウカジキが濃赤色、シロカワキアジキがやや赤色、メカジキ、クロカワカジキが白っぽい色をしています。

調理としては、刺身、照り焼き、ソテーなどにしていただきます。

また、クロカワカジキは練製品の原料にも利用されます。


【主な栄養素】 かじき類 [まかじき] 生
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
115 23.1 1.8 0.1 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 8 12 1.2 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.09 0.07 10.4 0.44 4.3
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
5 1.25 2
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
65 380 5 35 270

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.6 0.6 0.04 0.01
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。


【主な栄養素】 かじき類 [めかじき] 焼き
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
220 27.5 11.1 0 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 85 10.4 6.1 1
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.07 0.11 10.1 0.35 2.4
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
8 0.46 Tr
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
110 630 5 41 370

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.6 0.9 0.05 0
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。


マカジキ(イメージ図) メカジキ(イメージ図)

バショウカジキ(イメージ図) クロカワカジキ(イメージ図)

シロカワカジキ(イメージ図)

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