イワシ類はニシン科の魚類で、マイワシ(真鰯)、ウルメイワシ(潤目鰯)、カタクチイワシ(片口鰯)などが挙げられます。
但し、普通イワシというとマイワシを指します。
マイワシの栄養としては、概ね、タンパク質を(19.8%)、脂質を(13.9%)、ビタミンAを(40μg/100c中)、ビタミンDを(10.0μg/100c中)含んでいますが、このうち脂質は、秋から冬には(15〜16%)に達し、逆に、4〜9月では(2〜4%)に下がります。
調理としては、マイワシ、ウルメイワシは、新鮮なものを、刺身、酢の物にしていただきますが、ほかに、塩焼き、フライ、唐揚げ、煮付け、魚団などに利用します。
一方、カタクチイワシは、フライ、煮物、魚団に用います。
加工品としては、丸干し、ホホ刺し、エラ干し、メザシ、みりん干し、タヅクリ(田作り)、煮干し、シラス干し(ちりめんじゃこ)、たたみイワシ、水煮缶詰、油漬缶詰、味付缶詰など、多くの種類の干物、缶詰類に利用されます。
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