イカ類は軟体動物頭足類に属し、この類には次のようなものが挙げられます。
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コウイカ(地方名:ハリイカ)、ヤリイカ、ケンサキイカ(地方名:アカイカ)、ジンドウイカ(地方名:ヒイカ、ボウズイカ)、アオリイカ(地方名:ミズイカ、モイカ、バショウイカ)、ホタルイカ(地方名:コイカ、ベニイカ)、スルメイカ、ヒナイカ、ミミイカ、ドスイカ、ダイオウイカ、ソデイカ、モンゴウイカ など。 |
一般に、イカ類は、胴が長く、鰭(ひれ)をもっています。
また、10本の足があり、このうち2本は長い蝕脚です。
体長は2cm程度から20m程度のものまで、種類によってかなり差があります。
品質としては、概ね、透明感があり、光沢の著しいものが良いとされています。
栄養としては、タンパク質を(11%〜18%)ほど含んでいます。
旨み成分は、主に「タウリン、ペタイン」などです。
調理としては、刺身、イカ焼き、煮付け、天ぷら、唐揚げ、イカ飯などにしていただきます。
加工品としては、するめ、塩辛、燻製、佃煮、みりん干し、また、肝油の原料(スルメイカの肝臓)、かまぼこの原料などに利用されます。
ところで、「するめ」は、イカの胴部を開き、内臓をとり、素干しにしたものですが、種類により原料が異なります。
「一番するめ」はケンサキイカ、「二番するめ」はスルメイカ、「おたふくするめ」はアオリイカ、「甲付するめ」はコウイカ、シリヤケイカなどが利用されます。
ちなみに、「松前漬」はするめと昆布を刻み、味付けした醤油に漬けたものです。
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