ホタテガイ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「ホタテガイ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「ホタテガイ」のページでは、ホタテガイの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ホタテガイ、ほたてがい、帆立貝、イタヤガイ科

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ホタテガイ
 ホタテガイはイタヤガイ科の二枚貝で、東北から北海道にかけて、水深10〜30mの砂や小石の多い海底に生息しています。

大きな殻をもっていて、大型のものでは、殻の長さが20cm×高さ17cm×幅4.5cm程度、もしくはこれを超えるものもいます。

輪郭はほぼ円形で、殻の表面が灰色の地に紫褐色の斑紋があり、内側が白っぽい色をしています。

また、殻の表面にある放射線状の隆起した筋(肋)の数は、24〜26本程度あります。

栄養としては、魚肉とほぼ同等のタンパク質を含んでいます。

また、旨味成分のグルタミン酸は(1641mg/100c中)含まれています。

調理としては、刺身、酢の物、すしネタ、焼き物(つけ焼き、バター焼き)、フライ、スープ、ムニエル、酒蒸し、旨煮、鍋物などにしていただきます。

加工品としては、干し貝柱(鍋物、煮物、炒め物、出汁などに利用)、水煮、味付缶詰などに利用されます。

なお、「干し貝柱」の品質としては、身じまりがよく、粒が大きくて、身割れがなく、色が飴色で、光沢のあるものが良いとされています。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
72 13.5 0.9 1.5 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
10 150 0 0.9 1
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.05 0.29 0.07 11.4 87
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1.7 0.66 3
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
320 310 22 59 210

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
2.2 2.7 0.13 0.12
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : ホタテガイ


干し貝柱

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