ホタテガイはイタヤガイ科の二枚貝で、東北から北海道にかけて、水深10〜30mの砂や小石の多い海底に生息しています。
大きな殻をもっていて、大型のものでは、殻の長さが20cm×高さ17cm×幅4.5cm程度、もしくはこれを超えるものもいます。
輪郭はほぼ円形で、殻の表面が灰色の地に紫褐色の斑紋があり、内側が白っぽい色をしています。
また、殻の表面にある放射線状の隆起した筋(肋)の数は、24〜26本程度あります。
栄養としては、魚肉とほぼ同等のタンパク質を含んでいます。
また、旨味成分のグルタミン酸は(1641mg/100c中)含まれています。
調理としては、刺身、酢の物、すしネタ、焼き物(つけ焼き、バター焼き)、フライ、スープ、ムニエル、酒蒸し、旨煮、鍋物などにしていただきます。
加工品としては、干し貝柱(鍋物、煮物、炒め物、出汁などに利用)、水煮、味付缶詰などに利用されます。
なお、「干し貝柱」の品質としては、身じまりがよく、粒が大きくて、身割れがなく、色が飴色で、光沢のあるものが良いとされています。
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