白菜

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「白菜」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「白菜」のページでは、白菜の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ハクサイ、はくさい、白菜、アブラナ科

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白 菜
 白菜(ハクサイ)はアブラナ科に属し、中国北部が原産です。

この白菜には大きく分けて、全体に葉が堅くしまった「結球種」、葉の開いた「不結球種」、その中間の「半結球種」があります。

これらのうち、現在は、「結球種」と「半結球種」が栽培されています。

「結球種」には、葉先が重なって結球する「抱被型」と、葉先が寄り合って結球する「抱合型」があります。

一般に、白菜は冷涼を好み、耐寒力の強い越年生植物で、秋に播き、ふつうは、50〜90日で収穫されます。

1個の重さは、1.8〜4.0s、葉の数は、1株70〜200枚ぐらいです。

品質としては、新鮮で、キズ、虫食い、病斑などがなく、堅くしまっているものが良好です。

栄養としては、ビタミンA、Cを含み、また、良質のタンパク質や消化器の活動をうながす繊維質も含んでいます。

調理としては、炒め物、煮物、鍋物、漬物(塩漬、キムチ)など、広く用いられています。

越年生植物(えつねんせいしょくぶつ)とは、発芽して開花、成熟し枯れるまで、足かけ二年に及ぶ植物を指します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(結球葉−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
14 0.8 0.1 3.2 1.3
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 99 0 0.2 59
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.03 0.03 0.09 0 61
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.6 0.25 19
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
6 220 43 10 33

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.3 0.2 0.03 0.11
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : 白菜



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