魚肉ハム

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食品の豆知識「魚肉ハム」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「魚肉ハム」のページでは、魚肉ハムの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ギョニクハム、ぎょにくはむ、魚肉ハム

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魚肉ハム
 魚肉ハムは、魚肉を原料にしてつくるハム様の加工食品で、魚肉を、カマボコ、チクワなどと同じようにすり身にし、これに香辛料などを加え、ケースに詰めて、加熱殺菌して製品にしたものです。

原料には、サケ、マグロ、タチウオ、ヒメジ、ホッケ、スケソウダラ、イトヨリなどが使われます。

栄養としては、概ね、タンパク質を(13.4%)、炭水化物を(67.%)、炭水化物を(11.1%)、ビタミンB2を(0.60mg/100c中)含んでいます。

調理(用途)としては、(畜肉の)ハムとほぼ同じように用います。

なお、日本農林規格(JAS規格)の品質表示基準では、 魚肉ハムの原材料について、次のように定められています。
「魚肉の肉片を塩漬けしたもの又はこれに食肉の肉片を塩漬けしたもの、肉様の組織を有する植物性たん白若しくは脂肪層を混ぜ合わせたものにつなぎを加え若しくは加えないで調味料及び香辛料で調味したもの又はこれに食用油脂、結着補強剤、酸化防止剤、保存料等を加えて混ぜ合わせたものをケーシングに充てんし、加熱したもの(魚肉の原材料に占める重量の割合が50%を超え、魚肉の肉片の原材料に占める重量の割合が20%以上であり、つなぎの原材料に占める重量の割合が50%未満であり、かつ、植物性たん白の原材料に占める重量の割合が20%以下であるものに限る。)」


【主な栄養素】 魚肉ハム
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
158 13.4 6.7 11.1 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 (Tr) 1.6 0.6 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.2 0.6 5 0.05 0.4
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
5 0.21 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
900 110 45 15 50

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
1 0.7 0.06 0.11
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。



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