グレープフルーツ

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食品の豆知識「グレープフルーツ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「グレープフルーツ」のページでは、グレープフルーツの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

グレープフルーツ、ぐれーぷふるーつ、ミカン科

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グレープフルーツ
 グレープフルーツはミカン科に属し、西インド諸島が原産で、ブンタン(文旦)の実生(みしょう)の変種といわれています。

丸みのある果実がブドウの房のように枝につくのでこの名がつけられていますが、ポメロとよばれることもあります。

果実は400〜500gの重さがあり、多汁質の果肉は淡い灰橙色をし、柔らかく甘味と酸味が適度にあり、また少し苦味があるもののさわやかな風味をもっています。

高温乾燥の気候を好むため、日本ではあまり栽培されていませんが、輸入の拡大とともに、需要が伸びています。

品種としては、赤肉種に「ピンクマーシュ、フォスター、ルビーブラッシュ」、白肉種に「マーシュ、ダンカン」などがあります。

このグレープフルーツは、ふつうそのまま皮を剥いでいただきますが、果汁(ジュース)などにも利用されます。

実生(みしょう)とは、種子から発芽し、生育した植物を指します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(砂じょう−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
38 0.9 0.1 9.6 0.6
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.3 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.07 0.03 0.04 0 15
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.3 0.39 36
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
1 140 15 9 17

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0 0.1 0.04 0.01
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : グレープフルーツ




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