グレープフルーツはミカン科に属し、西インド諸島が原産で、ブンタン(文旦)の実生(みしょう)の変種といわれています。
丸みのある果実がブドウの房のように枝につくのでこの名がつけられていますが、ポメロとよばれることもあります。
果実は400〜500gの重さがあり、多汁質の果肉は淡い灰橙色をし、柔らかく甘味と酸味が適度にあり、また少し苦味があるもののさわやかな風味をもっています。
高温乾燥の気候を好むため、日本ではあまり栽培されていませんが、輸入の拡大とともに、需要が伸びています。
品種としては、赤肉種に「ピンクマーシュ、フォスター、ルビーブラッシュ」、白肉種に「マーシュ、ダンカン」などがあります。
このグレープフルーツは、ふつうそのまま皮を剥いでいただきますが、果汁(ジュース)などにも利用されます。
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