フグ

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食品の豆知識「フグ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「フグ」のページでは、フグの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

フグ、ふぐ、河豚、フグ科

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フ グ
 フグは、関西で「フク」、四国で「フクトウ」などとよんでいます。

また、東京では、鉄砲ということもあります。

フグの種類は20種以上になりますが、普通みられるものは、マフグ、トラフグ、サバフグ、ショウサイフグ、アカメフグ、コモンフグ、クサフグ、キタマクラなどです。

マフグは、日本各地に、トラフグは北海道室蘭以南に分布し、特に下関を中心として多く水揚げされます。

フグ類の特に注意すべき点は、猛毒性物質のテトロドトキシンが含まれていることです。

但し、サバフグは無毒です。

また、種類によって毒のもつ部位が異なり、季節によってそのちからも違ってきます。

ちなみに、テトロドトキシンは加熱しても分解されません。

なお、フグ類でもっとも高級とされているのがトラフグで、旬は冬期です。

その他のふぐは、安価なフグ料理の材料や加工原料に利用されます。

調理としては、薄作り、ちり鍋、また、精巣(白子)は、ポン酢でいただきます。

他に、燻製、干物、ミリン干、粕漬けなどに利用されます。

ちなみに、「フグのひれ」の素乾し品をあぶって、燗酒に入れ、風味を楽しむ愛好家もいます。


【主な栄養素】 とらふぐ養殖、生
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
85 19.3 0.3 0.2 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 3 4 0.8 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.06 0.21 5.9 0.45 1.9
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
3 0.36 Tr
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
100 430 6 25 250

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.2 0.9 0.02 0.01
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。




トラフグ ヒガンフグ サバフグ

マフグ シマフグ 白 子

生干し みりん干し ひれ(ひれ酒用)

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