エノキタケ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「エノキタケ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「エノキタケ」のページでは、エノキタケの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

エノキタケ、えのきたけ、榎茸、タマバリタケ科

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エノキタケ
 エノキタケ(榎茸)はタマバリタケ科に属し、特に、朽ちた榎(えのき)の根株に生えるので、この名がつけられています。

また、ナメタケ、ナメススキ、ナメコ、ユキノシタなどともいいます。

このエノキタケは、晩秋から翌春にかけて、「榎(えのき)、柳(やなぎ)、欅(けやき)、榛(はん)、楢(なら)、柿(かき)、桑(くわ)、無花果(いちじく)、楮(こうぞ)」などの切り株や枯れた幹に生えるキノコです。

ただ、近年は、人工培養により、一年を通して多量に生産されています。

このエノキタケ(天然もの)は、菌傘(きんさん)が黄褐色をし、径が2〜8cmで、粘着物をもっています。

また、菌柄が中空で細長く、長さ3〜8cm、下部に向けて濃褐色をし、表面に細毛があります。

但し、培養ものは日光にあてないので、全体が白色に近くなります。

調理としては、炒め物、鍋物、汁物などにしていただきます。

加工品としては、培養したものを醤油、調味料などで味付けし、瓶詰めにした「なめ茸」があります。

菌傘(きんさん)とは、きのこの傘(かさ)の部分です。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
22 2.7 0.2 7.6 3.9
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 1 0 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.24 0.17 0.12 0 75
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
6.8 1.4 1
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
2 340 0 15 110

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
1.1 0.6 0.1 0.07
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : エノキタケ




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