エノキタケ(榎茸)はタマバリタケ科に属し、特に、朽ちた榎(えのき)の根株に生えるので、この名がつけられています。
また、ナメタケ、ナメススキ、ナメコ、ユキノシタなどともいいます。
このエノキタケは、晩秋から翌春にかけて、「榎(えのき)、柳(やなぎ)、欅(けやき)、榛(はん)、楢(なら)、柿(かき)、桑(くわ)、無花果(いちじく)、楮(こうぞ)」などの切り株や枯れた幹に生えるキノコです。
ただ、近年は、人工培養により、一年を通して多量に生産されています。
このエノキタケ(天然もの)は、菌傘(きんさん)が黄褐色をし、径が2〜8cmで、粘着物をもっています。
また、菌柄が中空で細長く、長さ3〜8cm、下部に向けて濃褐色をし、表面に細毛があります。
但し、培養ものは日光にあてないので、全体が白色に近くなります。
調理としては、炒め物、鍋物、汁物などにしていただきます。
加工品としては、培養したものを醤油、調味料などで味付けし、瓶詰めにした「なめ茸」があります。
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