エンドウ

食品の豆知識「エンドウ」のページ

食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「エンドウ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「エンドウ」のページでは、エンドウの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

エンドウ、えんどう、豌豆、マメ科

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エンドウ
 エンドウ(豌豆)はマメ科に属する1・2年生の草本で、中国やアメリカで多く栽培されています。

品種が多く、利用面から大別すると、乾燥豆用、むき実用、莢用、瓶・缶詰用に分けられます。

ちなみに、莢エンドウの産地は、鹿児島県、愛知県、福島県、和歌山県、広島県などです。

栄養としては、炭水化物を(60.4%)、タンパク質を(21.7%)含んでいます。

生豆では、特に、ビタミンも多く含んでいます。但し、缶詰にするとビタミンは消失されます。

品質としては、生豆(グリンピース)は、粒が揃い、緑色で光沢があり、水分が多くて瑞々しく、甘味のあるものが良いとされています。

また、莢エンドウは、莢の表面にツヤがあり、折ると音のするものが良いとされています。

調理(用途)としては、乾燥豆は、煎り豆、煮豆に、グリンピースは、炊込みご飯、炒め物(チキンライス)、和え物、サラダ(ポテトサラダ)、煮込み料理(カレー、シチュー)や肉料理(ステーキ)の彩りに、莢エンドウは、野菜として、煮物、炒め物、揚げ物、汁物、ばらずしの具などに用います。

加工品としては、乾燥豆を原料にした味噌、餡(あん)、醤油、水煮缶詰などに利用されます。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(全粒−乾)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
352 21.7 2.3 60.4 17.4
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 90 0 0.8 16
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.72 0.15 0.29 0 24
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
2.5 1.74 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
1 870 65 120 360

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
5 4.1 0.49 0
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : エンドウ



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