エンドウ(豌豆)はマメ科に属する1・2年生の草本で、中国やアメリカで多く栽培されています。
品種が多く、利用面から大別すると、乾燥豆用、むき実用、莢用、瓶・缶詰用に分けられます。
ちなみに、莢エンドウの産地は、鹿児島県、愛知県、福島県、和歌山県、広島県などです。
栄養としては、炭水化物を(60.4%)、タンパク質を(21.7%)含んでいます。
生豆では、特に、ビタミンも多く含んでいます。但し、缶詰にするとビタミンは消失されます。
品質としては、生豆(グリンピース)は、粒が揃い、緑色で光沢があり、水分が多くて瑞々しく、甘味のあるものが良いとされています。
また、莢エンドウは、莢の表面にツヤがあり、折ると音のするものが良いとされています。
調理(用途)としては、乾燥豆は、煎り豆、煮豆に、グリンピースは、炊込みご飯、炒め物(チキンライス)、和え物、サラダ(ポテトサラダ)、煮込み料理(カレー、シチュー)や肉料理(ステーキ)の彩りに、莢エンドウは、野菜として、煮物、炒め物、揚げ物、汁物、ばらずしの具などに用います。
加工品としては、乾燥豆を原料にした味噌、餡(あん)、醤油、水煮缶詰などに利用されます。
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