ブロッコリー(メハナヤサイ)はアブラナ科に属する1、2年生草本で、地中海が原産です。
「ミドリハナヤサイ、イタリアカンラン」ともいい、彩の美しい野菜です。カリフラワーと同様、花のつぼみと茎を食用にします。
なお、このブロッコリーは、頂に濃い緑色の花のつぼみをつけていますが、まず中央のつぼみを収穫すると、その下方の葉の付け根からも次々とつぼみのかたまりができ、長期間に渡って収穫できます。
主な産地は、北海道、埼玉県、香川県、徳島県、長崎県などです。
品質としては、花のつぼみのかたまりの数が多く、よくしまっているものが良好で、しまりがゆるんでいて、花弁が黄色にみえるものはあまり良くありません。
栄養としては、ビタミンAを(67μg/100c中)、ビタミンCを(120mg/100c中)含んでいます。
調理としては、熱湯に塩少々加えて茹で上げ、サラダ、和え物、酢の物などにしていただきます。
また、炒め物、揚げ物、グラタンなどのほか、水煮加工品にも利用されます。
いずれにしても、このブロッコリーは、和、洋、中華のいずれの料理にもむいています。
ちなみに、単にブロッコリーというと、カリフラワーの遅まきのものを指す場合があるため、イタリアンブロッコリーと呼ぶこともあります。
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