ブドウ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「ブドウ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「ブドウ」のページでは、ブドウの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ブドウ、ぶどう、葡萄、ブドウ科

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ブドウ
 ブドウ(葡萄)はブドウ科に属する西アジア原産の落葉果樹で、現在、世界中で広く栽培されています。

日本には、720年ごろ行基菩薩により中国から伝えられたとされています。

その果樹の花は黄緑色の円錐状の花穂になり、また房状になる果実は甘味があって多汁です。

産地は、山梨県、長野、山形、岡山などですが、ほとんど棚仕立てによる栽培が行われ、なかには、「種無しブドウ」とよばれるもの、また、糖量が22〜23%もあるものなども生産されています。

品種には、次のようなものが挙げられます。
南欧系 マスカットオブアレキサンドリア、グローコールマン、ピッテロビアンコ
東亜系 甲州、ネオマスカット
雑 種 デラウェア、キャンベルスアーリー、ナイヤガラ、巨峰
加工用種 マスカットベリーA
レーズン種 トムソン
欧州種 Wine grape, European grape
米国種 Fox grape, Americangrape
  など。

注目される成分としては、ブドウ糖、果糖がほぼ同量で10%〜18.3%含まれています。

なお、ブドウは生食のほか、ぶどう酒、ジュース、ゼリー、ジャム、乾果などに利用されます。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
59 0.4 0.1 15.7 0.5
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 21 0 0.1 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.04 0.01 0.04 0 4
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.1 0.1 2
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
1 130 6 6 15

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.1 0.1 0.05 0.12
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : ブドウ




マスカットオブアレキサンドリア


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