バナナ(実芭蕉)はバショウ科に属し、熱帯アジアが原産で、熱帯各地に広く栽培され、特に中南米で多く生産されています。
バナナは植えて1年で結実し、その果実は、基部から順次実って、8〜10段になります。
また、腐敗し易いため、ふつう、未熟のものが輸入され、蒸気、二酸化炭素、エチレンガスなどを充満した部屋で追熟した後、市場へ出荷されます。
注目される成分としては、水溶性の糖が多く、糖質がデンプンも含めて約21.9%程度含まれます。
また、完熟果実中に、α-カロチンが多く含まれているため淡黄色になり、さらに、酢酸、プロピオン酸、酪酸のアミルエステルが含まれるのでバナナ特有の香りが生じます。
なお、このバナナは、生食にするほか、シャーベット、ゼリー、ジャム、砂糖漬、ピクルス、乾燥バナナ、バナナパウダーなどに利用されます。
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