アユ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「アユ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「アユ」のページでは、アユの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

アユ、あゆ、鮎、キュウリウオ科

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ア ユ
 アユはキュウリウオ科の淡水魚で、北海道西南部から九州にいたる清澄な川に生息しています。

体長は30cm程度になります。

このアユは、秋に産卵し、稚魚は川を下って海へ入り冬を越した後、春に再び川を上り親になります。

ちなみに、アユは年魚といわれ1年しか生きられません。

ただ、なかには年を越すものも稀にいます。

アユのエサは、成長するとともに変わり、稚魚の時代は、動物性のものを主に食べ、大きくなると、川底の石についている「ケイソウ、ランソウ」などを食べます。

6〜8月が旨みが増し、8月が旬になります。

ただ、産卵期になると、エサを食べなくなり、やせて不味くなります。

栄養(天然もの)としては、タンパク質を(18.3%)、脂質を(2.4%)含んでいます。

調理としては、あらい、塩焼き、フライ、天ぷらなどにしていただきます。

加工品としては、甘露煮、佃煮、塩辛(子ウルカ、苦ウルカ、切込ウルカ)、粕漬け、焼干し、鮎ずし(早ずし、なれずし)などに利用されます。

なお、このアユは、日本人の最も好む魚のひとつで「川魚の王」ともいわれています。




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