あわ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「あわ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「あわ」のページでは、あわの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

アワ、あわ、粟、イネ科

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あ わ
 あわ(粟)はイネ科に属し、東アジアが原産で、アジア温帯地域で有史以前から栽培されている多年草の作物です。

温暖乾燥の地を好むため、日本でも、以前は盛んに栽培され、ひえ(稗)とともに庶民にとって重要な食料の一つでしたが、時代の変化とともに、現在は、主に岩手県や長崎県などでわずかに栽培されている程度です。

このあわ(粟)は、穀類の中では最も小さい殻粒で、収穫時期により、夏粟、秋粟、また、粒質により、「ウルチ」、「モチ」の両種に分けられます。

栄養としては、主成分がデンプンで、タンパク質を(10.5%(精白粒))含み、ほかにビタミンB1、マグネシウム、リン、食物繊維を比較的多く含んでいます。

貯蔵性が良好で、用途としては、米と炊き合わせた「粟飯」、あわ餅、粟漬などに利用します。

また、製菓(粟おこし)、水飴、焼酎などの原料、動物の飼料にも利用されます。

多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物を指します。


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