あ わ |
|
|
あわ(粟)はイネ科に属し、東アジアが原産で、アジア温帯地域で有史以前から栽培されている多年草の作物です。
温暖乾燥の地を好むため、日本でも、以前は盛んに栽培され、ひえ(稗)とともに庶民にとって重要な食料の一つでしたが、時代の変化とともに、現在は、主に岩手県や長崎県などでわずかに栽培されている程度です。
このあわ(粟)は、穀類の中では最も小さい殻粒で、収穫時期により、夏粟、秋粟、また、粒質により、「ウルチ」、「モチ」の両種に分けられます。
栄養としては、主成分がデンプンで、タンパク質を(10.5%(精白粒))含み、ほかにビタミンB1、マグネシウム、リン、食物繊維を比較的多く含んでいます。
貯蔵性が良好で、用途としては、米と炊き合わせた「粟飯」、あわ餅、粟漬などに利用します。
また、製菓(粟おこし)、水飴、焼酎などの原料、動物の飼料にも利用されます。
|
※ |
多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物を指します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|