アサリ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「アサリ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「アサリ」のページでは、アサリの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

アサリ、あさり、浅蜊、マルスダレガイ科

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アサリ
 アサリはマルスダレガイ科の二枚貝で、北海道から九州にいたる全国各地の浅海にみられ、特に、沿岸の浜辺、、河口の砂泥地にすみついています。

殻の大きさは、長さ4cm×高さ3cm程度です。

色は生息する場所により変化し易く、黄み、紫み、紅みをおびたものなどいろいろみられます。

また、模様も、斑紋をもつもの、あるいは、無地のものなどさまざまです。

アサリの産卵地は、岸寄りの浅いところで、4〜5月、10〜11月が産卵の盛期になります。

ちなみに、旬は2〜4月です。

品質としては、殻を固く閉じ、水に入れると水管を出すものが良く、少し開口しているものは死貝です。

また、身にツヤと弾力があるものが良いとされています。

栄養としては、比較的良質なタンパク質を含んでいますが、含有量はわずかです。

調理としては、食塩水(1%前後)に数時間以上漬けて砂を吐かせ、その後、汁物、ぬた、酒蒸し、かき揚げ、炊き込みご飯、クラムチャウダーなどにしていただきます。

加工品としては、佃煮、煮干、缶詰、乾物(チトセガイ)などがあります。


「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
30 6 0.3 0.4 0
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
2 22 0 0.4 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.02 0.16 0.04 52.4 11
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1.4 0.39 1
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
870 140 66 100 85

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
3.8 1 0.06 0.1
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : アサリ




むき身 佃 煮

酒蒸し

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