アサリはマルスダレガイ科の二枚貝で、北海道から九州にいたる全国各地の浅海にみられ、特に、沿岸の浜辺、、河口の砂泥地にすみついています。
殻の大きさは、長さ4cm×高さ3cm程度です。
色は生息する場所により変化し易く、黄み、紫み、紅みをおびたものなどいろいろみられます。
また、模様も、斑紋をもつもの、あるいは、無地のものなどさまざまです。
アサリの産卵地は、岸寄りの浅いところで、4〜5月、10〜11月が産卵の盛期になります。
ちなみに、旬は2〜4月です。
品質としては、殻を固く閉じ、水に入れると水管を出すものが良く、少し開口しているものは死貝です。
また、身にツヤと弾力があるものが良いとされています。
栄養としては、比較的良質なタンパク質を含んでいますが、含有量はわずかです。
調理としては、食塩水(1%前後)に数時間以上漬けて砂を吐かせ、その後、汁物、ぬた、酒蒸し、かき揚げ、炊き込みご飯、クラムチャウダーなどにしていただきます。
加工品としては、佃煮、煮干、缶詰、乾物(チトセガイ)などがあります。
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