浅草海苔 |
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浅草海苔(アサクサノリ)は紅藻類ウシケノリ科に属するアマノリの俗称で、北海道から九州西岸にかけて分布し、特に、内湾で多くみられていましたが、現在、浅草海苔の野生種は激減しています。
体形は、卵形、笹形で、ふつう10〜20cmですが、40cmになるものもあります。
また、幅は3〜5cmで、杭、石などに付着し、冬から春にかけて繁茂(はんも)します。
海苔の色素には、フィコエリスリン(赤色)、フィコシアン(青色)、クロロフィル(緑色)、キサントフィル(黄色)が含まれ、これらが混ざり合って海苔の色がつくられています。
調理(用途)としては、生海苔はきざんでわさび醤油でそのままいただきますが、多くは、乾海苔、味付海苔(乾海苔に醤油、みりんを加えたもの)、焼海苔、佃煮などの加工品に利用されます。
なお、海苔は、食欲を増進させるような特有の香りがありますが、この香りは、海苔を摘むときに混入する「アオサ」、「アオノリ」などの海草が、微生物により分解されて発生するといわれています。
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生海苔 |
乾海苔 |
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