青海苔(アオノリ)類は緑藻類アオサ科の海藻で、この類には、スジアオノリ、ボウアオノリ、ヒラアオノリ、ウスバアオニリがみられますが、いずれも、日本各地の海岸に分布し、冬から春にかけて繁茂(はんも)します。
※ ヒトエグサやアナアオサは含めていません。
鮮やかな緑色(色素は葉緑素)をし、長さは、スジアオノリが10cm〜1mで管状の体形、ボウアオノリが10cm〜1mで管状の体形、ヒラアオノリが10〜40cmで扁平な体形、ウスバアオノリが5〜50cm、幅が1〜5cmで葉状の体形です。
なお、この青海苔類の中では、スジアオノリが、最も味が良いとされています。
栄養としては、カルシウム、鉄、ビタミンA、B1、B2、E、葉酸などを豊富に含んでいます。
調理(用途)としては、汁物、天ぷら、佃煮などにしていただきますが、多くは、熱風乾燥後粉砕し、青海苔粉として各種料理、菓子(磯辺揚げ、おはぎ、お好み焼き、
焼きそば、ふりかけ、七味唐辛子、煎餅、ポテトチップなど)に、また、海苔に混ぜて「板海苔」に利用されます。
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