アカガイ |
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アカガイはフネガイ科の二枚貝で、北海道南部から九州に至る海岸に分布し、特に、内湾の10〜40m程度の砂泥状の海底に多く生息しています。
このアカガイの殻は厚くて、膨らみがあり、大きさが12cm程度で、殻の表面には、放射線状に走る隆起した筋(肋)が42本あります。
また、このアカガイの血液中には、ヘモグロビンとよばれる赤い色素が含まれていて、身、エラなどが紫赤色をしています。
ちなみに、「アカガイ」の名は、身の色を指しています。
品質としては、大きくて、殻に触れるとすぐ殻を閉じるものが良いとされています。
身が赤く鮮やかなものほど高値で取引されます。
産卵期は6〜9月で、特に、冬場が美味しいといわれています。
調理としては、むき身を塩水で洗い、ひもと身に分け、身は内臓を除き、刺身、酢の物、すしネタ、フライ、煮付け、甘煮、炊き込みご飯などにしていただきます。
なお、ひも(外套膜)は、通人が好んで賞味します。
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