アーモンド(扁桃(へんとう)、巴旦杏(ハタンキョウ))はバラ科に属し、小アジアが原産で古くから栽培されています。
地中海沿岸、アメリカのカリフォルニアなどで多くみられ、その核の中の仁(じん)を「ナッツ」として食用にします。
この仁「ナッツ」は、ちょうど「かきの種」を大きくしたような形で、薄茶色をし薄皮をつけています。
種類を大別すると、「甘扁桃(Sweet almond)」と「苦扁桃(Bitter almond)」に分けられます。
食用にするのは「甘扁桃」の方で、甘味が強く、良い芳香をもっています。一方、「苦扁桃」は「アマンドオイル(苦扁桃油)」をつくります。
栄養としては、タンパク質を(18.6%)、脂肪を(54.2%)、炭水化物を(19.7%)、食物繊維を(10.4%)を含み、またビタミンB2や葉酸、ミネラル類を多く含んでいます。
なお、このアーモンドは、焙煎したり、味付けしたものを食用にしますが、ビールのつまみのほか、スライスアーモンド、焼きアーモンド、粉末アーモンド、アマンドペーストなどにして洋菓子にも利用されます。
|